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結婚式場運営の(株)かづ美が破産

結婚式場運営の(株)かづ美が破産、負債総額5億8000万円 に達する。
石川県金沢市に本社を置く結婚式場運営会社「株式会社かづ美」が2024年10月15日、金沢地方裁判所より破産手続開始決定を受けたことが明らかになった。同社の負債総額は5億8000万円に上り、地域経済に与える影響が懸念されている。

業績悪化の背景

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年から2022年の間、同社の売上高は前年比で最大68%減少。特に結婚式のキャンセル率は2020年度には過去最高の92%を記録 し、経営を圧迫した。 その後、感染状況が落ち着いた2023年には一時的に業績が回復し、前年比で35%増の売上を記録したものの、顧客の結婚式に対する価値観の変化や、小規模婚・フォトウェディングへの移行が進み、大型結婚式場を複数運営する同社の経営モデルが行き詰まった。

企業概要と影響

同社は1978年の創業以来46年間にわたり、 石川県内で「かづ美 金沢店」「かづ美 小松店」など計3店舗の結婚式場を運営。 年間約450組の結婚式を手がけ、地域シェア約27%を占める大手だった。従業員数は正社員45名、パート・アルバイトを含めると約120名が影響を受ける。 また、今後の結婚式予約者約80組についても影響が懸念される。すでに支払い済みの前払金は平均で1組あたり約150万円と推定され、総額では約1億2000万円に上る可能性がある。

債権者への対応

破産管財人には金沢市内の弁護士が選任され、10月28日に第一回債権者集会が開催される予定。債権者への配当率は現時点で10%未満と見込まれている。同社は2023年度の決算では売上高3億2000万円を記録していたが、直近の四半期では前年同期比で22%減少していた。 不動産評価額は所有する3店舗の土地・建物合わせて約4億3000万円だが、その7割以上に担保権が設定されている状況だ。

業界の動向

結婚式場業界全体では、コロナ禍以降の2020年から2023年の間に全国で約15%の式場が閉鎖。 特に地方都市では少子化の影響も加わり、年間婚姻件数が過去10年で約32%減少している地域もある。 石川県内においても、結婚式場の稼働率は平均で58%にとどまり、2019年の78%から大幅に低下している。業界専門家は「今後5年以内に県内結婚式場の4社に1社が事業転換か廃業の危機に直面する」と分析している。


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